+ticが中心となり今年度より実施しているワークショップ“まちの新しい使い方ラボ”では、色彩計画家・カラープランニングコーポレーションクリマ取締役の加藤幸枝さんをお招きし、『まちを彩ること』というテーマでのレクチャーイベントを企画いたしました。

今回ご登壇いただく加藤さんは色彩計画家であり、色彩の現象性についてや、造形・空間と色彩との関係性の構築などをご専門にされています。これまでに様々な都市の色彩環境の調査活動・景観整備事業などのお仕事を手がけられてきました。
同様に、ご所属されているクリマでも「色でまちをつなぐ」という言葉を掲げ、インテリアから都市まで、色彩というエレメントに特化して取り組まれています。

また加藤さんは、私たち+ticの大学時代の先生でもあります。様々な事例を分析された講義や演習を通じて、多様な主体によって成り立っている既存の都市景観を受け入れつつ、いかにして然るべき方向に導けるだろうかということを、都市へ関わる態度を含めて学ばせていただきました。

色のそれぞれに善悪があるわけでなく、あくまで周辺に存在する他の色との関係性であると、加藤さんは常々おっしゃっています。それはそのまま都市における、隣人や周辺の物事との付き合い方などにも同じことが言えるのではないでしょうか。そう言った意味で、色彩について考えることは、都市について考えることと、とても似ていると思います。

今回のレクチャーイベントでは、昨年末に加藤さんがご発行された『色彩の手帳 50のヒント』の内容も交えながら、“まちを彩ること”というテーマの下に、都市と色彩の関係について、あるいはこれからの色彩計画が担え得る可能性について、お話いただきます。

＊参加希望の方は下記リンク先よりお申し込みください。
https://goo.gl/9Tpyha

日時：1月21日(土)16:00-18:00
会場：田町スクエア(静岡県浜松市中区田町228-11)
定員：30名程度 要予約
参加費：学生無料 / 一般500円
主催：+tic
問い合わせ：machizukai@gmail.com
助成：みんなのはままつ創造プロジェクト